産後ケア施設の認知と普及
日本産後ケア施設連絡協議会に参加し、
出産後の母子を支援しましょう

この度、母子ともに健やかであることを願い、質の高い産後ケア施設の普及を目的として産後ケア施設の連絡協議会が設立されました。

産後ケアが必要とされる背景として、母親の育児力の低下、家族や周囲の育児支援力の低下があります。出産年齢の高年齢化は、母親自身の体力と母乳分泌力の低下に繋がりやすく、また夫や両親の高年齢化は、育児支援力の低下をきたしています。
一方、核家族の広がりにより、身近に子育て経験者が不在であることも稀ではない状況が生まれています。

わが国では、2007年より産後ケアのモデル事業が、

①赤ちゃんのいる生活に慣れるように援助すること、
②母親自身のセルフケアができるように支援すること、
③母親の仲間づくりと地域の子育ての情報を提供すること、
④育児不安やうつ傾向などのメンタル状態や児童虐待のリスクに早期に気づくこと、
などを目的に開始されました。
2015年妊娠・出産包括支援事業の実施を受けて、2017年改正母子保健法が施行され、子育て世代包括支援センターを設置することが市区町村の努力義務とされ、産前・産後サポート事業ガイドライン、産後ケア事業ガイドラインが作成されました。
2020年度には全国の多くの自治体で産後ケア支援システムが構築されています。しかし、産後ケア施設間の連携はなく、それぞれの施設が独自のケア内容と事業運営により各自治体のファミリー・サポート・センター事業に協力しているのが実情です。
そこで、産後ケア施設がケアの質の向上やケア事業運営の健全化など、情報交換の場が必要であるとされ、日本産後ケア施設連絡協議会が設立されることになりました。全国の産後ケア施設の皆様には、それぞれの地域自治体の「切れ目のない子育て支援体制」の一員として、より質の高い産後ケアの提供と安定した事業運営を目指して、ご意見を頂きたく、日本産後ケア施設連絡協議会にご参加下さいますようお願い申し上げます。
2023年11月 代表理事 杉本 充弘
入会案内